梅雨から夏にかけては食中毒が気になる季節です。
キッチンの水まわりを清潔に保ち、雑菌の繁殖を防ぎましょうね。



意外と危険な個所は・・・

●水栓のハンドル部分

水栓のハンドル部分は、調理中に汚れた手で触れることも多く、汚れが付きやすい場所。
汚れをきれいに拭き取って清潔に保ちましょう。

●ふきん

汚れて湿ったふきんは、菌を広げてしまう原因になります。
乾いたふきんを多めに用意して、こまめに取り替えましょうね。
1日の終わりには、きれいに洗い、食器用、台拭き用の順に、
塩素系漂白剤を薄めた液に2~3分浸けて除菌すると良いですよ。

●食器の水切りかご

放置するとカビ発生の原因になってしまう水切りかご。
1日の終わりには、きれいに洗って水気を拭き取り、乾燥させます。
周りに飛び散った水も拭き取っておきましょうね。

●まな板・包丁

食材が直接触れるまな板や包丁は、使用後すぐに台所用中性洗剤で汚れを落とし、すすぎます。水気を拭き取り、アルコールスプレーで除菌をしておけば安心です。

★気になるシンクの汚れ★

食品や洗剤などを扱うシンクには、さまざまな汚れがたまります。
汚れに合った掃除ですっきり落としましょう。

●水あか

シンクのくもりや白くポツポツと付く汚れは水あかです。
水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が固まったもの。
台所用中性洗剤を柔らかいスポンジに含ませてシンクをこすり、よく水で流した後に乾拭きをします。
頑固な水あかはクリームクレンザーで落とします。

アルカリ性の水あかは酸性のクエン酸も有効。クエン酸水をスプレーし、スポンジでこする。

※ 特殊な防汚コーティングされたシンクには、クリームクレンザーなどは使えません。
取扱説明書をご確認くださいね。

●石けんかす

石けんかすは、洗剤と水道水に含まれるミネラル成分が混ざり合い、付着した白い汚れです。
水あかを落としてもまだ白い汚れが付いているときは、石けんかすの場合が…。
酸性の成分が多く含まれているので、アルカリ性の重曹をふりかけ、30分ほど放置した後、スポンジでこすって水洗いしましょう。

●ぬめり

排水口などに付く黒いぬるぬるした汚れは、食品かすなどに水分が加わり、カビや雑菌が繁殖したものです。
ひどくなると排水口が詰まったり、悪臭が発生することもあります。
排水口に重曹をふりかけ、上からクエン酸、ぬるま湯をかけると、炭酸ガスが発生し発泡。
30分ほどおいた後、お湯で洗い流すと、きれいになりますよ。

★毎日のお手入れ★

汚れをためないよう、小まめなお手入れが必要です。

●シンク

やわらかいスポンジでシンク全体をこすり、水で洗い流します。
その後、乾いたふきんでしっかり水気を拭き取ります。

●排水口

1日の終わりに生ゴミを処理し、台所用中性洗剤を使って網かご、排水口の中のぬめりを洗い流します。
洗い桶いっぱいの水を一気に流すと、配水管のつまり予防になりますよ。

●水栓金具

根元部分はぬめりが付きやすいので、古歯ブラシなどでこすり、水洗い後、乾拭きをします。

練り歯磨きを付けてこする。

★食中毒対策★

栄養、水分を断ち、雑菌やカビの発生原因を取り除きましょう。

◆雑菌やカビの栄養源を排除

食べかすや油汚れの飛び散りなどは、すぐに拭き取ります。
また、シンクに洗い物をためないようにし、生ゴミも小まめに捨てましょうね。

◆換気で湿気を追い出す

じめじめとした環境では、雑菌もカビも繁殖しやすいので、調理中以外のときも窓を開けたり、換気扇を回して湿気をためないようにします。

◆アルコールスプレーで除菌

菌は人の手を介して広がることが多いので、冷蔵庫の外側や中、水栓まわりなど手を触れるところを清潔に保ちましょう。
汚れを落とし、水分を拭き取ってからアルコールスプレーで除菌をしておくと良いですよ。



食中毒になってしまうと、軽い症状でもかなり胃腸にダメージがありますし、
何よりも自身がしんどい思いをします((+_+))

小さなお子様やご年配の方は、症状が重たくなる場合も多いですので、ご家族の健康を守るためにも、日ごろからのお手入れを徹底して参りましょう★(*^^*)★