フルリノベーション × 耐震補強工事
~古民家を安心して住み継ぐために~
こんにちは。「おうちシュシュ」を運営している大崎建築です。
今回は、ただのリフォームではなく、「耐震補強」を兼ねたフルリノベーション工事についてご紹介します。
なぜ耐震補強が必要なのか?
近年、大きな地震が全国各地で発生しており、「古い木造住宅にそのまま住み続けて大丈夫?」というご相談をよくいただきます。
特に昭和56年(1981年)以前に建築された住宅は、新耐震基準が導入される前のため、倒壊リスクが高いとされています。
リフォームをするなら、同時に耐震補強を行うことで、
- 家族の安全を守る
- 資産価値を維持・向上させる
- 長く安心して住み継げる家にする
という大きなメリットが生まれます。
今回の工事のポイント
今回の現場では、古い木造住宅をフルリノベーションするにあたり、
大きく3つの視点で工事を進めています。
① 構造体の見直し
柱や梁を一度「見える化」し、傷みやシロアリ被害、腐食などをチェック。
必要に応じて補強材を追加し、金物でしっかりと固定することで耐震性を高めています。
② 屋根・小屋組の補強
写真のように屋根裏を確認すると、古い住宅特有の大きな梁や丸太材が見られます。
これらを活かしつつ、筋交いや耐力壁の配置を現行基準に合わせて補強。
見た目の風合いを残しながら、安心できる構造にしています。
③ 断熱・間取りの再設計
耐震補強と同時に断熱材を施工し、間取りを一新。
「冬は寒い、夏は暑い」という古民家特有の悩みを解消し、快適な住まいに変えていきます。
リノベーション+耐震補強のメリット
- 補助金制度が活用できる場合がある(市町村による)
- リフォームだけよりも将来の安心感が大きい
- デザインと性能を両立できる
「どうせ直すなら、地震に強い家にしたい!」という方にピッタリの選択です。
まとめ
古民家や中古住宅のリフォームを検討している方は、ぜひ耐震補強をセットで考えることをおすすめします。
おうちシュシュでは、地元・高知で培った知識と経験をもとに、デザイン性だけでなく安全性も兼ね備えたリノベーションをご提案しています。
「住み慣れた家をもっと安心に、もっと快適に」
そんな想いを大切に、これからも工事を進めていきます。